人は人生でいろんな役割を演じる(仮面・ペルソナ)について
皆さんもこんな経験があるのではないかと思います。
「あの人は外面は社交的で面倒見がいい人なのに、内面は無口で面倒見が悪い」いったように人を評価しているケースなどです。
心理学では本性は無口で面倒見が悪い人なのに、外では社交的で面倒見がよい人という役割を演じていて本性を隠しているとみます。
ユング心理学創始者 カール・グスタフ・ユングはそんな役割をペルソナ(仮面)と名付けています。
このペルソナは社会生活をスムーズに送るうえで非常に役立ちます。
外では厳格な教師の役割を演じたり、家庭ではやさしい父親・夫であったりと状況に応じてペルソナ(仮面)を付替えて演じます。
このペルソナ(仮面)は本当の自分を外にさらけ出さずに守る役割も果たします。
ペルソナ(仮面)は自分を守る役割もありますが、それが強すぎるとペルソナ(仮面)と本当の自分との区別がつかなくなる恐れがあります。
人間関係においてもペルソナ(仮面)が強すぎるために「ありのままの自分」を出せず問題を起こすことになります。
例えば強い男というペルソナ(仮面)つけて、本当の自分は怖がりで女々しい部分を隠し続けていると感情的にも抑圧することになり、感情を感じれなくなることで人間関係の問題を引き起こします。
解決策としてはペルソナ(仮面)という役割を変えてみたり、「ありのままの自分」を勇気をもって出していくことが必要になります。
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